2016年04月12日

テレビ

「おばあちゃんのラブレター」ニノさん大賞2016で柴田理恵、ウド鈴木、スピードワゴン小沢が泣いた感動物語

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4月12日放送のニノさん大賞2016で、涙必至の感動VTRを4本見て、全て泣かずに見れたら賞金100万円獲得!という企画「芸能界泣いてたまるかグランプリ」に芸能界屈指の泣き虫?な嵐大野智さん、柴田理恵さん、ウド鈴木さん、スピードワゴン小沢さん、佐藤栞里さんの5名が挑戦しました。
 
結果としては、すべてのVTRで泣いてしまった柴田理恵さんを筆頭に、大野智さん以外は2本以上のVTRで泣いてしまった為、挑戦は失敗に終わりました。※大野さんは結局一度も泣かず、“人の気持ちを取り戻せるのか”なんて言われていました(笑)
 
「石垣島 涙の成人式」
「ゴリラと子猫 涙の感動秘話」
「おばあちゃんのラブレター」
「結婚式で息子が初めて伝えた言葉」

 
という4本のVTRが流れ、どれも素晴らしい感動物語だったのですが、中でも3本目に流れた「おばあちゃんのラブレター」が個人的には一番感動出来たので、内容についてまとめたいと思います。柴田理恵さん、ウド鈴木さん、スピードワゴン小沢さんが泣いた感動の物語とは?
 
 

おばあちゃんのラブレター

 
 
秋田県二ツ井町の町興しイベントとして、1994年から2004年まで開催された「恋文コンテスト」の第1回グランプリを受賞したのがこの「おばあちゃんのラブレター」という作品。
コンテスト当時80歳だった柳原タケさんが偶然このコンテストのことを知り応募したのが、柳原さんが27歳の時に32歳で戦死した夫・淳之助さんに宛てた人生初のラブレターでした。
 
 

天国のあなたへ
 
 
娘を背に日の丸の小旗を振って
あなたを見送ってから
もう半世紀がすぎてしまいました。
たくましいあなたの腕に抱かれたのは
ほんのつかの間でした。
 
三十二歳で英霊となって
天国に行ってしまったあなたは
今どうしていますか。
 
私も宇宙船に乗って
あなたのおそばに行きたい。
あなたは三十二歳の青年、
私は傘寿を迎えている年です。
おそばに行った時おまえはどこの人だ
なんて言わないでね。
よく来たと言ってあの頃のように
寄り添って座らせてくださいね。
 
お逢いしたら娘夫婦のこと孫のこと
またすぎし日のあれこれを話し
思いきり甘えてみたい。
あなたは優しくそうかそうかと
うなずきながら慰め、
よくがんばったとほめてくださいね。
 
そしてそちらの「きみまち坂」に
つれていってもらいたい。
春のあでやかな桜花、
夏なまめかしい新緑、
秋ようえんなもみじ、
冬清らかな雪模様など、
四季のうつろいの中を
二人手をつないで歩いてみたい。
 
私はお別れしてからずっとあなたを思いつづ
け愛情を支えにして生きてまいりました。
もう一度あなたの腕に抱かれて
ねむりたいものです。
 
力いっぱい抱き締めて
絶対はなさないで下さいね。
 
柳原タケ

 
 
50年以上もの長い時間、ひと時も夫・淳之助さんを忘れずに過ごしてきたのがよく伝わるラブレターです。
最後にエピソードとして、柳原タケさんは夫以外で生涯2回のプロポーズを受けたそうですが、すべて断り生涯独身を貫いたそうです。
究極の純愛という名にふさわしい素敵な物語でした。

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