2016年03月31日

テレビ

【最終回】ライオンのごきげんようが31年間7847回の放送に幕。小堺一機さんの最後の挨拶は?放送内容は?最後の挨拶全文

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2年前の2014年3月31日に32年間に及ぶ放送を終えた笑っていいともですが、2016年3月31日、同じくフジテレビ系列のライオンのごきげんようが25年間(“ライオンのいただきます”から通算すると31年間)の放送を終えました。
司会の小堺一機さんは芸能活動39年間のうち、多くの時間を同番組と過ごしたことになります。
また、この長期間をライオンの一社提供で放送し続けたことにも驚きです。
 
ゲストは無しで小堺一機さんがひとりで話をしていました。観客のイジリ方は秀逸で、31年間の歴史を感じさせます。
さて、最終回となった3月31日の放送はどのような内容だったのでしょうか?
 
 

オープニングトーク

 
最終回放送の前日にあたる2016年3月30日の特番で予算を使い過ぎて、ゲストは呼べないというトークでひと笑いをとったところで番組はスタート。
 
その後、フリップにて31年間半の歴史を紹介していました。
 
なんと、31年間半で
 
放送回数:7847回
サイコロ投数:19459回
延べ出演者数:1万9千人以上大勢

 
というから驚きですね。
これほどの数字を見ると歴史を感じます。
 
 
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サイコロトーク

 
最終回はゲストではなく、小堺一機さん自身がサイコロを振り、出た目に沿ったトークを披露。
全部で3つのトークを披露しましたが、どれも観客の心を掴む圧巻の内容でした。
 
 

【忘れられない話】
 
ごきげんようの前身“ライオンのいただきます”が始まる際、司会としての出演依頼をされたが、当時は28歳の若手でそこまで有名ではなかった自分に笑っていいともの後番組を任せられるなんてドッキリだと思っていた。
番組スタートの記者会見中にネタばらしをされるかと思ったら本当だった。プロデューサーに本番開始5秒前に、
「この番組いつからおもしろくなるんですか?」
という話をされて冷や汗をかいたがその言葉でおもいきって番組を進行出来た。

 
 

【初めて〇〇した話】
 
小堺さんが芸能界で最初に会った大物は勝新太郎さんで、勝さんの芝居を見に行った際、楽屋に挨拶に行った時のエピソード。
勝さんが何を言っているか聞き取れない為、常に前のめりで話を聞きながら会話を進めると、“芸能人なら自分はこう思うなどの意見を出せ”と勝さんが怒り出したので、「多少声が聞こえづらい」と小堺さんが言ってしまった。
すると自分のスタッフに「何で小堺ではなくお前らが言わないんだ」と怒り出したエピソードを【初めて漏らしそうになった話】として披露。

 
 

【恋の話】
 
奥様であるひとみさんとの出会いの話。
嫌々行ったパーティーにて、立って飲んでいたら、ひとみさんが座っているテーブルから半分ずれて「半けつですけどどうぞ?」と言ってきたので、判決とかけて「君はしけいだ」という会話をした話。
また、この恋の話の中で
“恋がしたいというのはおかしい。
 恋はしちゃうものでするものではない。”

という恋愛観も披露。

 

 

COROZOクエスチョン

 
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視聴者からの
「COROZOの声は誰がやっているのですか?」
という質問に対し、ごきげんようのトップシークレットとしながらも、最後ということで声優さんの顔写真がフリップで公開されました。
 
そのフリップに写る顔写真が、顔は隠されていましたが特徴ある頭部(小堺さん)が写っており、なんとCOROZOの声は小堺さん本人だったのか?という内容が放送されていました。
小堺さん本人の口からは明言されていない為、真相は不明ですが、COROZOの声は、音声を変えて小堺さんが行っていたのかもしれません。
 
 

最後の挨拶

 
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最後の挨拶全文
 

昨日の特番、そして今日の最終回生放送ということで省エネで今、照明が落ちています。予算の関係でございます。
31年半、本当にあっという間でした。いろいろな人に最終回どうですか気持ちはと聞かれるんですが、本当に申し訳ないんですが昨日のようです。昨日だったら嫌ですね。昨日だったらおもしろくさせようがないですから。
会場に来ている皆さん、スタッフの皆さんに支えて頂きましてやってまいりました。本当ですね、息子がね自分が“いただきます”始めた歳よりひとつ歳をとりました。かなり息子のほうも忙しくなっておりまして、早く潰さないとと思っております。
でも本当に1万9千…2万人近くの方にお会いして、仕事とは言いながら毎回毎回おもしろい話を聞かせて頂いたり、萩本さん、堺さんには本当に嫌な思いをさせて頂きました。本当に勉強になりました。
今日はここで何を言おうかと思ってましたけど、先程も言いましたように、最初ドッキリだと思って始めたこの番組が31年も続きました。今日で一応、長いドッキリが終わります。ドッキリが終わった後はどうするかと言うと、怒るか訴えるかになります。
私は感謝しつつ、いろいろなところで頑張っていきたいと思います。本当にこの番組で頂いたことは財産ですしね。
何が一番すごかったかというと、十年ぐらい過ぎてからはいろいろなところに行って「初めまして」と言わなくなりました。どの方にもお会いしてるんですよ。たまに「初めまして」と言って、お会いしたことがあって、怒られたこともあります。
そういうこともありましたけれども、とにかく本当に充実した31年と半年、時間を頂きましてありがとうございました。今日は本当に皆さんありがとうございました。これからも頑張ります。よろしくお願いします。
 
ライオンのごきげんよう最終回より

 
 
何度も感謝を述べる小堺さんの挨拶は、31年と半年という長い期間同じ番組をやってこれたのも、この人柄があってこそのものだと感じさせられるものでした。
長い間本当にお疲れ様でした。

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