2016年12月03日

映画

ネウストリア公国(映画HERO)は実在するの?大使館のロケ地や設定をチェック!

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2015年に劇場公開され、その年の邦画実写作品としては興行収入NO.1を記録した「映画HERO」。
 
映画HEROは、ひとつの交通事故をきっかけに、とある国の大使館職員と反社会的勢力との繋がりや不法行為に疑いを持った久利生(木村拓哉さん)ら検事の戦いを描いた作品です。
 
このとある国は“ネウストリア公国”という国で、物語ではネウストリア公国の歴史や文化についても軽く触れられています。
私は映画を見るまでこのネウストリア公国という国の名前を聞いたことがなかった為、どのような国なのか、本当に実在する国なのか気になったので調べてみました。

 
 関連記事 ⇒ 映画HEROのネウストリア公国大使(ジャック・ローラン)役の外人俳優は誰?

 
 

ネウストリア公国は実在するの?

 

ネウストリア公国は実在しない

 
6世紀から10世紀にかけて現在のフランス北部のおよそ全体を占める位置に「ネウストリア」という国が存在していましたが、現在ネウストリア公国という国は存在しませんでした。
 
その為、「映画HERO」に登場する“ネウストリア公国”という国は架空の国家ということになります。
 
架空の国家であるネウストリア公国の物語上での設定は後述しますが、「ネウストリア」がフランス北部に位置していたということからもネウストリア公国がフランス文化圏の特徴と一致する描写が多く登場します。

 
 

映画HEROでのネウストリア公国の設定

 

※ここからネタバレ含みます
 

[ネウストリア公国の成り立ちについて]

 
1423年独立
 
松葉(佐藤浩市さん)が「ネウストリアは600年前に出来たまだ歴史の浅い国だ」と久利生に話すシーンがありますが、正確な年号は雨宮(松たか子さん)が見ていたPCのモニターにネウストリア公国大使館のHPが表示されており、“ネウストリア公国は1423年に独立し、正式に国家としての第一歩を踏み出しました。2015年12月22日、592年目の独立記念日を迎えます。”という独立記念パーティのお知らせから確認出来ます。
どこの国からの独立かは明言されていませんが、後述する公用語や盛んなスポーツからもフランスということになるのでしょうね。
1423年は歴史上では現在のフランスとイギリスの国境線を決定したといわれる百年戦争の末期でした。

 

[日本からネウストリア公国までの移動時間]

 
12時間
エンディングでネウストリア公国まで行った久利生と麻木(北川景子さん)に対して、井戸(正名僕蔵さん)のセリフで「12時間ですよ」とあります。
ちなみに現在日本から直行便で約12時間かけて行ける国としてフランス、イタリア、ドイツなどがあります。ネウストリア公国はフランス付近の設定でしょうか。
 

[ネウストリア公国の公用語]

 
フランス語
 
私はフランス語をわかりませんが、大使館職員のセリフに「ムッシュ」、雨宮のセリフに「メルシーボークー」と出てきますので公用語はフランス語だと思います。

 

[ネウストリア公国の食文化]

 
ネウストリア人はソーセージを一日に7本食べる
 
映画の設定で東京都内に唯一あるというネウストリア料理のお店で出会ったおじさん(ネウストリア公国大使)が久利生と麻木に教えたネウストリア人の食文化です。
映画後半の重要なシーンでもこの内容が使われます。
 
ちなみに久利生と麻木がはじめてネウストリア料理のお店を訪れた際に頼んだグリフォンビールはカナダにあるMcAuslan醸造所というところで作られ実際に販売されています。
※映画で使用されているビール瓶と現在販売されているグリフォンビールのラベルは違うものでした。
 

[ネウストリア公国の盛んなスポーツ]

 
ペタンク
 
映画ではペタンクのことを、
「ペタンクとはフランス発祥の球技。コート上に描いたサークルを起点として、ビュットといわれる的に金属製のブールを投げ合って、相手より近づけることで得点を競うスポーツである。」
と麻木がマニュアルを見ながら説明しています。
また、3人一組で戦う競技の為、久利生と麻木に誘われる形で宇野(濱田岳さん)がメンバーとなり大使館職員チームと対戦していました。
 
このペタンクというスポーツは実在し、ルールは麻木が説明したものと全く一緒でした。
主にヨーロッパを中心に普及しており、発祥国フランスではサッカーの次に盛んなスポーツなんだとか。近年では国際的なスポーツになってきており日本でも競技人口が増えています。
 
ペタンクの詳細なルールについては下記サイトでご確認頂けます。
公益社団法人日本ペタンク・ブール連盟公式HP

映画HEROに登場するネウストリア公国大使館のロケ地は?

 

「映画HERO」の一部ロケは兵庫県神戸市で行われ、ネウストリア公国大使館は「兵庫県公館」で撮影されました。
ちなみに雨宮が勤める検察庁難波支部は「海岸ビルヂング」という建物です。
 

兵庫県公館

 

現在はとても便利なもので、神戸市まで遠いという方でも自宅で簡単にGoogleマップのストリートビューを使って久利生や雨宮が歩いたネウストリア公国大使館(兵庫県公館)の外周の道を見ることができます。

※建物の作りが変わったのが裏口と交通事故現場の小道まではよくわかりませんでした。
 

 

以上、「映画HERO」のネウストリア公国についてでした。

 
【その他の映画HEROに関する記事はこちらから】

  ⇒ 映画HEROのネウストリア公国大使(ジャック・ローラン)役の外人俳優は誰?

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